椎間板ヘルニアの体験記です。
誰かのお役に立てればと思い書きました。
3週間の保存的治療
入院前から「リリカ」と「セレコックス」という痛み止めの薬を飲んでいました。
入院が決まってこれらの痛み止めとともに点滴を打ち始めました。
ノイロトロピンという鎮痛剤が入った栄養剤の点滴を入院してから1日5〜6時間、約2週間にわたり打ち続けました。
点滴を打っているときは痛みが小さくなってすごく効いた感じがしていましたが、点滴が終わると痛みがぶり返してくる感じでした。

気合いで治すぞ!!
最初はこんな感じで意気込んでいましたが、何日経っても痛みが劇的に改善することはなく時間だけが過ぎていきます。
2週間経っても調子は一向に良くならず、このまま保存的治療を続けて治るのかという疑問が湧いてきました。
保存的治療法から手術に切り替え
入院して3週間経つと歩行器を使用して歩く事もできるようになりましたが、歩行器なしでは痛みは何も変わっていないような気がしました。
このままでは何も変わらないと思い始め、医師に手術の相談をし始めました。
緊急搬送先の医師はこの痛み方は尋常ではないと判断したようですぐにでも手術をしたかったようでした。
しかし、私が手術を頑なに拒んだため保存的治療で様子を見るという事になっていました。
私が手術の事を考え始めてからはとても早く話が進みました。
医師の説明の後、手術に向けた検査を始め、造影剤を使ったレントゲン撮影、CTスキャン、血液検査などを受けました。
手術を受ける上で特段問題もなく手術を受けることが正式に決まりました。
手術日前日までの入院について
手術まで若干期間が空いたので退院を勧められました。
いきなりの退院は不安だったので試しに外泊許可をもらい病院外で生活してみる事になりました。
しかし、通常の生活をするには非常に厳しい痛みで、一泊二日で自宅に帰ってもまともに生活できないことがわかりました。
病院にいると痛みがあれば処置してもらえる安心感と、身の回りに物があるので動き回る必要がありません。
病院に入院していることがすごく楽なことがわかりました。
外出以降自宅に帰りたいのを我慢し、なんとか乗り切って後は手術まで病院でお世話になるという事になりました。
身動きが取れるまでポータブルトイレを使用
動きたくても動けないということで最初に尿道に管をバルーンカテーテルというものを入れました。
尿道に管を入れて袋を取り付けておくと自然に尿が溜まっていく物です。
看護師さんにあそこを持たれて入れられました。
看護師にとってはただの医療行為なんでしょうけど、そんな経験をしたことがなかったので、腰と足に激痛の走る中、かなり抵抗しました。
最後は自分が折れてお願いしましたが、医療行為と考えればさほど辛いものでもなかったかもしれません。
管を入れる時と出す時は痛くて悶絶しそうになりましたけど( ̄▽ ̄)
大の方は起き上がるどころか触ることもできなかったので、オムツを履いて大便を促されました。
さすがにそれだけは死んでも嫌だったので、カテーテル以上に抵抗した結果病室に簡易のトイレ「ポータブルトイレ」を置いてもらえることになりました。
普通のトイレに行けるまでポータブルトイレで何回か大便をしました。
すごく苦しい保存的治療での入院はすごく辛いものでした。
まとめ
ちなみに後日の話ですが、手術なしで椎間板ヘルニアの激痛から治ったという話20代の知人から聞きました。
3ヶ月間薬の服用と寝たきりで治ったそうです。
私は現在手術後、退院していますが足の痛みが若干残っています。
極力、手術をしないほうがいいと言われるのは手術後の体調の具合も関係するのではないかと分析しています。
手術後は何の悩みもなく普段通りの生活ができれば良いのですが、手術後の腰の痛みに悩まされるケースも多いように思います。
どちらにしても入院時期は手術しか選択肢はなかったように思い、手術を受けたのでありました。
椎間板ヘルニア入院体験記 44日目〜46日目 手術3日前から当日まで