椎間板ヘルニアによる腰痛で歩けなくなり、救急車に搬送され緊急入院した時のお話です。
入院1日目
入院したのが14時30分くらい。
救急車で担ぎ込まれた直後に痛み止めと栄養剤の点滴を1本ずつ打ちました。
医師の診断で一週間点滴と飲み薬で様子を見て少しの改善もなさそうであれば、その時にまた考えましょうとのことでした。
とにかく、全く身動きが取れないので担架で先生に診てもらった瞬間に入院は確定してしまいました。
痛み止めの効果は見られず痛みで悶えていると18時の夕食になりました。
入院して初めての食事は焼き魚。
金曜日から絶食して以来、5日ぶりの食事です。
食べた瞬間、五臓六腑に染み渡る。
空腹が最高の調味料とはこの事かな。
ご飯を半分程度食べました。
自分自身はよく食べたと思ったのですが、病院側はかなり残したと思ったようです。
この時ご飯を半分残したことをきっかけにご飯をおにぎりにして配膳されるようになり、これが退院まで続きました。
その後も嫁とあれこれ話をしたら面会終了時間になったので、嫁が帰宅。
これから寂しい入院生活が始まります。
頓服薬と点滴の痛み止めの両方が効いているのか、夜になると痛みはかなりおさまったような気がします。
ずっと右向き(右足を下にして寝る)でしか寝れなかったのだが、ゆっくり仰向けになってみるとなんとかできるようになっています。

あれ、痛み止め効いている??
もちろんまだ痛みがあるがなんとか我慢できる程度。
左向きには寝返りを打てない状態です。
入院初日は痛みとちょっと不安と安心感でうとうとしながらの睡眠でした。
入院2日目
寝たきりなのに朝昼晩と食事が出るのはありがたい事かもしれない。
ただ動いていないとお腹も減らない、食欲が出ない。
そして、約一週間ウンコが出ていないという問題があります。
おしっこは1日目で解決済みです。
管を通す、いわゆる導尿カテーテルというやつで用意された袋に勝手に尿が溜まっていきます。
管を差す時の痛みは半端なかった。
尿道に管が挿入される時は看護師さんにイチモツを持たれるわけで、エッチな気分になりそう、などと思うかもしれないが、はっきりいってそんな余裕はまったくない。
恥ずかしくてたまらない、情けない、いれられた瞬間の激痛ということでエッチな気分ななろうはずがない!!
そして、看護師さんにとっては恥ずかしいとかいう気持ちもなく、単なる医療行為のひとつを受けているという感じしかない。足と腰が痛いのでそれどころではない。
とまぁ、おしっこに関しては問題解決したのだが、問題は排便。
現在安静中なのでオムツを履いてウンチをする。
その後、看護婦さんにきれいに処理してもらうという風に言われている。
ウォォォォォォ!!無理ですよ!!
ムリって先生方に行っちゃった。
無理してでもトイレに行きますって。

ウーン、でもなあ。動くと痛いだろうからなぁ
そんな事はわかってますよ。
ウンコはトイレに入って落ち着いてしたいんですよ。
まだ若いのにお漏らしは嫌だ!!!
という事もあり、さらに食欲がなくなっていくのであった。
夜に便意をもよおした結果
左足のお尻から太もも、ふくらはぎの裏側にかけて痛みはあるものの気持ちは若干落ち着いています。
嫁が帰る前にテレビカードを買っておいて帰ってくれたので、テレビを見る。
「踊るさんま御殿」が放送されていました。
この番組を見るのは久しぶり。
おもしろいし、笑えば気晴らしになるかなと思い視聴する。
4人部屋で一人っきりなので多少笑っても迷惑はかからない。
よく笑った。
お腹が痛くなるくらい笑った。
…
……
………
本当にお腹が痛くなった。
あ、やばい、もしかしたらウンチッチが出るかも。
ついに?遂に?
どうする?ドースル?
とこんな感じで思考回路が繰り返される。
我慢できないほどではないが、その時に備えなければ!!という思いがあったのでとりあえずナースコールする。

どうしましたか?

と、トイレに行きたいんですけど・・・
看護士が部屋に到着。

そんな体でトイレに行けると思ってるんですか?
最初に説教される。

オムツは緊張してできません😭!!
涙ながらの訴え。

ポータブルトイレ持ってくるからやってみる?
そ、それでいいです!という感じで簡易のトイレを部屋まで持ってきてもらう。
ポータプルトイレでウンチを試みる
お食事中の皆様、大変申し訳ございません。
特に汚い表現はないのですが、先に謝っておきます。
そして、こんなことを書けばGoogleの評価は下がる一方だなぁ、と考えながら書いています。
いや、もうGoogleなんてどうでもいい!!
(いや、嘘です。でも記録にとどめておきたいんです。)
※独り言です。
ベッドの横に置いてもらったポータブルトイレに座るためにまず座ってみる。
起き上がるのは入院した日の朝以来。
起き上がってみると、フラフラっとめまいがする。
座った状態しばらくすると、左太ももの裏とお尻に痛みがあることに気づく。

あぁ、まだ痛いなぁ
痛いが我慢できる痛みなのでベットを支えにしながらゆっくり立ってみる。

立った…オレが立った……!!
まさにクララの気分に浸っているが、看護士は心配そう。
そして若干冷ややかな空気が流れているが、それとは裏腹にオレは嬉しさのあまりクララとハイジの二人一役をこなしている。
痛みはかなりのものだがとりあえずは立てた喜びを噛み締める。
そして、ポータブルトイレにゆっくり、ゆっくりと座ってみる。

す、座れた〜〜!!
………
……………
出そうだった「うんこ」がおさまってしまった。
この日は結局、ベットの上に逆戻り。
横になると左足の痛みがジワジワと襲ってくる。
痛みのせいか、緊張のせいかその後、便をしたくなる信号はなかった。
オムツで寝ながらしたくない一心で頑張りすぎたかなと反省しながらウトウトと眠りにつきました。
まとめ
という事で、便の心配は1日伸びることになりました。
入院2日目、立ち上がった時の感触としては、痛み止め点滴と薬ののおかげで少し改善した感じがする。
そして便の問題はまだまだ続くのであった。