椎間板ヘルニアでの入院5日目から7日目の症状などを再編集したものです。
入院5日目から7日目の症状
入院5日目、朝から左足が痛む。
気を紛らわすために本を持ってきてもらったが、痛みで読む気も起こらい。
朝食後、いつもの点滴を行う。
点滴をすると若干痛みが和らぐので、iPhoneで検索、ブログを読んで時間を過ごしています。
入院中は点滴をして、寝て過ごすだけなので特に刺激的なことはない。
よく、入院生活は「暇」だったでしょう?と人に言われますが、健康な状態で動き回れるのならこれほど退屈なものはないでしょう。
しかし、気絶するくらいの痛みやオムツをしたままベッドでウンチをしろと言われる毎日が暇な訳はありません。
治るかどうか不安な中「なんとかなるさ」と言う楽観的なことを考える余裕はありませんでした。
後日談ですが、手術後、リハビリをこなし、ようやく普通に歩けるようになって早く帰りたいと言う気持ちになった時に初めて「暇」と言う感覚になりました。
薬を使っても完全に痛みが取れるわけではなくつらい日々でした。
同じ姿勢たでしか寝ていないので、それがまた腰に負担をかけているような気がします。
午後からは恒例の先生の回診

調子はどうですか?座ったりできますか?
と先生。

イヤイヤ、座ってもいいとか言われてないですから。

痛みはあります。いつもより痛いかも。
俺が説明する。

ブロック注射打ってみる?
と先生が言う。

ブ、ブ、ブロックチュウシャ?!
唐突に言われたのでびっくりしました。
手術を行わない、保存治療の中で一番効果が期待できると言われる、ブロック注射。
ヘルニアが飛び出して、左足側の神経根を圧迫している部分をピンポイントに狙って針を挿入し、麻酔薬を注入して、痛みを緩和する注射だそうです。
さらに麻酔薬は一時的に痛みを感じなくさせるだけでなく、炎症を抑える働きもあるため、恒久的な治療の効果もある程度期待できるそうです。
唐突に言われたのでビビってしまったが、オレ的には、薬と安静の自然治癒で改善を図る「保存的治療」でなおしたい。
今の段階では注射はしたくない。
俺は先生に「考えておきます」とだけ言うと、
「そうですか。」と笑いながら去っていった。
後で看護師から説明を受けましたが、ブロック注射はあくまでも一時的なもので注射した時に痛みが緩和されたとしても、一週間も持たずに痛みが再発するそうです。
ひどい人は数時間後に痛みがぶり返すので、個人的にはオススメしないと言われました。
人にもよるかもしれませんが、ブロック注射は最後までしませんでした。
椎間板ヘルニアでの入院は手術確定?
その後、グーグル検索で「椎間板ヘルニア 入院」で検索すると椎間板ヘルニアで入院して、手術をしたというブログばかりヒットする。
保存治療でなおったという報告がありません。
しかし、おかしなもので医療系のサイトを検索、閲覧すると「手術なし」で椎間板ヘルニアは治るという記事ばかり目にします。
オレが椎間板ヘルニアを保存治療のみでなおし、ネットで報告してやる!、と強い意気込みで痛みと戦う入院5日目なのであった。
その後私は手術することになりましたが、手術を受けてよかったと思っています。
4人部屋に3人目の入院患者は椎間板ヘルニア手術の経験者
昼過ぎに若い男性の声が入ってきた。
おとなしそうだが、はっきりした口調で看護士と話している。
話の内容は1年半ぶりに椎間板ヘルニアを再手術するそうです。
しゅ、手術!!
近頃は手術をしない方針じゃなかったんですか?
ネットで見ると椎間板ヘルニアの手術の記事ばかり出てくるしどうなってるんだ?
結局オレも手術する必要があるのか?
椎間板ヘルニアについていろんなことを考えながら、入院5日目から7日目まで隣の彼が手術後個室に移るまで私自身も特に変化なく過ぎていきました。
まとめ
医療系まとめサイトや医療系サイトは医療関係者であればネットの情報に間違いがあることや通常では考えられない対処法などを掲載していると言うことが言われていました。
私の経験していることもネットに間違った情報のせいで私自身が混乱してしまいました。
医療関係者ではないので、何が正しいか間違っているかはわかりません。
しかし、今まさにこの痛みと戦っているのは医師でも看護師でもなく、自分自身なのです。
腰椎椎間板ヘルニアの入院体験記を別サイトを立ち上げようと考え始めたのはこの日がきっかけだったのかもしれません。
大手情報サイトより、一個人の経験の方が絶対役に立つと信じています。
椎間板ヘルニア入院体験記8日目はこちらへ