MRI検査を受ける前に知人が心配してくれて腰痛の原因について調べてくれました。
その時の資料が出てきたので載せておきます。
かなり詳細に調べてくれて感謝しています。
検査の結果、椎間板ヘルニアによる腰痛という事がわかったが、もしも違う病気だったら・・・
結果的には良かったが、いろんな意味でもっと早く医師の受診を受けておけばよかったと思います。
以下、教えてもらった事を書いていきます。
統計
腰痛の自覚症状について
厚生労働省の「国民生活基礎調査」という統計調査があります。
その調査の中で健康調査の項目があります。
そこからの抜粋と考察です。
腰痛で悩んでいる人は男性で一番多く、女性も肩こりについで2位という結果になっています。
男女合わせて人口1,000人あたり90人を超えます。
上記のように書かれているが、どういう数字がわかりづらい。
1億人だと900万人もの人が腰の痛みを経験した事があるのでしょうか?
一説によると一度も腰痛に悩む事なく一生を終える人は10〜20%と言われているそうなので国民的病気の1つである事は間違いないでしょう。
ちなみに腰痛は症状なので病気ではありません。
一般的な腰痛のメカニズム
脊椎は椎骨というブロック状の骨がいくつも連なって首から骨盤まで続いています。
椎骨と椎骨の間には椎間板という柔らかい円盤状の軟骨組織が入っています。
その椎間板がクッションの役割を果たします。クッションの役割を果たす事で体を自由に動かす事ができます。
上半身を回したり、ひねったりできるのも椎間板というクッションのおかげなんですね。
重複になりますが、以下の記事で紹介しています。
腰痛の原因 症状 病名
椎間板ヘルニア以外の腰痛になりうる病名の紹介です。
病状により処置の仕方も違います。
最悪の場合、ただの腰痛と思っていても別の病気の可能性も考えられます。
人によって微妙な症状も違うので自分で判断せずに医師などの医療関係者の受診を受けた方が間違いないでしょう。
末期症状になる前に対処してください。
病名を以下の通り紹介していきます。
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
脊椎の内部の神経の通り道の「脊柱管」が狭くなり、神経や血管を圧迫する病気。
高齢者の腰痛や足のしびれ、歩行障害の原因となる。
椎間板ヘルニア
椎間板が飛び出して神経を圧迫し、腰痛・坐骨神経痛を起こす。
実は若い人に比較的多い病気と言われている。
今回この病気と長い付き合いをした。重たい物を持つ時やずっと同じ姿勢、無理な体勢を取らないような努力をしたほうが良い。
変形性脊椎症
加齢変化で椎間板が磨り減ったり椎骨が変形し、腰痛になる。
骨粗鬆症
骨がもろくなって骨折しやすくなる病気。
脊骨が潰れる圧迫骨折などによって腰痛が起こる。
高齢女性に多い病気。
脊椎炎
リウマチ、細菌による脊椎の化膿性炎症で腰痛になる事もある。
女性に多い。
手術前の大部屋で一緒だったおじさんは多分この病気でした。
癌の転移
癌の脊椎への転移が強い腰痛を引き起こす。
父親が腰ではなく、非常に強い肩の痛みを訴えていたが後に癌の転移だとわかりましたが、すでに手遅れでした。
強烈な痛みは一番注意しなければなりません。
スポーツ障害や外傷
外部からの衝撃で椎骨のずれや部分的な骨折、筋肉の炎症により腰痛となる場合もある。
プロ転移だとアマチュアスポーツ選手は要注意。
内臓や血管の病気による腰痛
腎結石、胆石、子宮の病気など内臓の病気による腰痛もある。
また、お腹を通っている大動脈の内側の壁が破れる「大動脈解離」でも激しい腰痛に襲われる事もある。
早期に通院・入院・手術を受けるべき事例
自覚症状あっても若い人ほど病院にはいかないそうです。
なぜなら大半の腰痛は自然に良くなるケースも多いからです。
しかし、今回の私のケースのように医師の積極的な治療が必要な場合もあります。
以下症状についての説明を書いていきます。
突然の痛み・じっとしていても痛みが引かない
内臓や血管の病気の疑いがある。
特に突然背中から腰にかけての激しい痛み、また、からだを動かさないのに強く痛む時は注意が必要。
足のしびれや麻痺、尿・便の失禁
神経の障害が非常に強くなっている症状。
治療のタイミングを逃すと治療後に、後遺症が残ってしまう。
神経は他の傷と違う。
一度傷ついた神経は元に戻らないのでしびれや麻痺、痛みといて後遺症となるケースがある。
発熱
体温の上昇に伴う腰痛は脊椎への細菌感染が考えられる。
当然、専門的な検査転移だと治療が必要である。
痛みが徐々にひどくなる
癌の進行、別の病気との併発の可能性もある。
まとめ
上記以外で、検査をしても特に異常がみられない人が非常に多いと言われています。
それはまた別の機会に記事にするとして、腰の調子が悪かったり、おかしいなと思ったら医師の診察を受けてください。
痛みがひどいのであれば、腰痛の根本的な原因を探るよりまず現在の痛みの症状を医師に伝え、適切な処置を仰ぐ事。
今までと調べた事の自分へのまとめと、バリバリ仕事をしている20〜40代の人で腰痛で悩んでいる人のために参考になればと思います。